REALITY IN BLUE


どこへ向かうのか、どこへなら

たどり着けるのかも見えないんだ

愕然としたよ この足で

進めた距離が あまりに些細過ぎて

 

日ごと早まる日没のよう

気づけば過ぎてゆく平日は

年齢分の一のテンポで

生きてきた私を歌う

 

その日のことは思い出せない

でもこの足で立ちあがって

重力に引き戻されても

祝福へと踏み出した

 

まだ置いていかないで

電池ばかり気にしている

 

どこへ向かうのか、どこへなら

たどり着けるのかも見えないんだ

愕然としたよ この足で進めた距離が 

あまりに些細過ぎて

 

斜めについた涙の跡は

ビル風が乾かして消えた

同情じゃなく未来が欲しい

さあ 道を開けて 早く

 

囁く影をミュートして

やり過ごす 目を閉じて

 

仕方がないよと何もかも

解った顔で あなたは笑った

「誰かでいいからここにいて」

強がれない夜は 手を握っていよう

 

どこへ向かうのか どこへ着くのか

そもそもたどり着けるのか

位置情報が示さない明日へ

 

愕然としたよ この足で

進めた距離が あまりに些細で

「私でいいならここにいる」

強がれない今日を越えるために

 

どこへ向かうのか 誰もかも

解った顔で さまよえる集団

斜めについた涙の跡

乾かして踏み出した

目覚めてく朝の路面 

 

Because life goes on